2026-08 公開
先に前提を1つ。After EffectsのAdobe公式要件はVRAM最小4GB・推奨8GBで、12GB以上はAEが求める水準ではありません。AEの体感を決めるのはCPUのコア数(マルチフレームレンダリングがコア数にほぼ比例する)とシステムメモリで、GPUの寄与は限定的です。それでもVRAM12GB以上を狙う理由は、3Dレイヤーやレイトレース系のエフェクトで余裕が効くこと、そしてDaVinci ResolveやローカルLLMなど同じ機体で回す別の用途がVRAM容量で頭打ちになりやすいことです。AEだけが目的なら、同じ予算はCPUとメモリに寄せたほうが効きます。
VRAM12GB以上でいちばん現実的な選択肢。中古の流通量が桁違いに多く、価格もこなれています。搭載済みの完成品は数が少なく高めですが、カード単体は2万円台後半から出ます。素体デスクトップPCが1万円台から手に入るため、合計では完成品より大幅に安く組めることが多い構成です。ただしTDP170W・推奨電源550Wで、PCI Expressの補助電源も必要です。業務用の中古デスクトップは電源容量が小さく独自形状のことも多いため、ここが最大の関門になります。
VRAMを16GBまで積める中では最も安い世代。ただしメモリバスは128bit・帯域288GB/sで、RTX 3060の192bit・360GB/sより狭くなっています。容量は増えても帯域は落ちるという構成なので、帯域が効く処理では容量ほどの差が出ません。VRAM容量そのものが上限になるローカルLLMのような用途では意味がありますが、AE目的だけなら価格差ほどの見返りは期待しにくいところです。TDP165W・推奨電源550WとRTX 3060(170W・550W)とほぼ同じで、電源まわりのハードルは下がりません。
16GBかつ帯域672GB/sと、ここまで挙げた中では別格の性能。ただし中古でもまだ高く、当サイトの監視範囲では出品が拾えていません。予算に上限がないなら、という位置づけで参考掲載しています。
現在、条件に合う出品はありません。